いもと建築の家いもと建築の家

飛騨特有の伝統家屋の造りをベースに、現代建築の良い所や機能性を組み込んだ「現代和風住宅」。
最近ではほとんど見られなくなった、彫刻や木組み等の職人の手仕事を存分に取り入れています。それでいて、昔ながらの純和風ではなく、現代建築からの学びを素直に取り入れることで、過ごしやすく、飽きることのない住宅を提案しています。
時が経つことで古めかしくなるのではなく、時が経つほど重み深みの出る住宅を目指しています。
厳選された良質な木材、たしかな職人の技術、妥協のない心で施工させていただきます。

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いもと建築が提案する「現代の伝統建築」の特徴

伝統的な外観をベースに

間口は広く、軒の出が深い、伝統的な日本家屋の外観をベースにしています。屋根は、流行に左右されず端正な佇まいの切妻屋根。縁側を設け、開口部を広く確保することで、日本的な四季の移ろいを感じることができます。

雁用(がんよう)

飛騨特有の造りである雁用は、深い軒の出を支えるためのもの。しかし、その機能性以上に、建物全体の高級感、重厚感を高めてくれます。雁用を支えるための持送りに施された彫刻は「雲」とよばれ、弊社大工が一本一本丁寧に加工します。雲のデザインにも大工それぞれの特徴があり、目を楽しませてくれます。

出格子

窓の外側に設けられる出格子の規則的な美しさは外観を華やかにみせます。それだけでなく、外からの視線を遮り、室内からの眺望を確保することで、住む人のプライバシーを守りながらも開放感のある室内空間を創りだします。格子のデザインやマスの細かさは、お客様のご要望により様々です。

真壁と漆喰(しっくい)塗り

外壁は基本的に真壁として、左官職人による漆喰塗りで仕上げられます。真壁とは、柱や梁などの構造材が露出した伝統的な壁の造りで、木の風合いを感じることができます。漆喰は社寺建築や土蔵にも古くから使われており、新建材とは違う独特の質感が楽しめます。室内の壁は調湿効果が高く空気を清潔に保つとされる珪藻土を採用しています。

彫り物(建築彫刻)

持送りや蟇股(かえるまた)などには伝統的な文様の建築彫刻を施します。彫刻は弊社大工が手彫りで行い、家紋をはじめとして、お客様のご希望に合ったデザインを提案します。現代建築には少なくなった手仕事の醍醐味を感じていただけます。

玄関大戸と隅切り窓

住宅の顔である玄関の建具は重厚な大戸としています。大戸のデザインは蔵戸をモチーフにしており、上段は格子、下段は幅広の無垢板を使用します。その横の袖壁に設けられる八角形の隅切り窓は、飛騨の古民家に多く見られます。夕暮れ時には、この格子と隅切り窓からもれる灯りがとても美しく、特別な表情を見せてくれます。

煙抜き

屋根のてっぺんから一段飛び出している煙抜きは、室内空間と繋がっています。もともとは囲炉裏から出る煙を排出するための役割をもっていましたが、現代の住宅では夏場の室内にたまった熱気を効果的に排出することに高い効果があります。窓を開けておけば、室内に心地よい風が通り、日中は柔らかな日光を取り込んでくれます。

無垢材の梁組

構造材には無垢材を使用します。できるだけ現し(構造材をそのまま見せること)にしており、長大な大梁はそれだけで見応えが十分です。梁組は強度を考慮したうえで、見栄えのする組み方を考えています。ご希望の場合は、古民家から調達した良質な古材を使用することも可能です。

大黒柱

家の中心には、ヒノキまたはケヤキの8寸(240mm)~1尺2寸(360mm)の大黒柱を。最近は大黒柱のある家は少なくなってしまいましたが、やはり大きな家には大黒柱が似合います。その他の柱は4寸(120mm)、役柱は5寸(150mm)を使い、どっしりとして安心感のある構造です。

目に見える大工の技

継手や仕口、込み栓はあえて隠さず、技が見えるように仕上げます。「巴組み」などの珍しい組み方も随所に用い、伝統建築ならではの機能美を目で楽しんでいただけます。

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その他にもお客様のご要望に応じて

「折り上げ格天井」などの特別なオーダーにも対応しております。

住宅と一体感のある門や塀の建築も承っております。

外構工事、石積み工事も承ります。提携している造園会社をご紹介させていただきます。

神棚、造り付けのカウンター、造り付けの玄関収納などもご要望に合わせて制作いたします。

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