こんにちは!飛騨高山で伝統工法・木造建築を手がけている「いもと建築」です(^_^)

今回は、地域の神社行事で使われる「子供神輿(こどもみこし)の台車」を製作させていただきました!

ヒノキで組み上げられた子供神輿用の木製台車

ヒノキの美しい木肌と、しっかりとした木組みで仕上げた子供神輿の専用台車。

神社の大切な行事で子どもたちが曳く台車ですので、職人として細部まで心を込めて丁寧に仕上げました。


安全と引きやすさを最優先!職人のこだわりポイント

大切な神輿を載せ、子どもたちが安全に曳いて歩けるよう、大工ならではの工夫をギュッと詰め込んでいます。

① 揺れに強い圧倒的な「安定感」

子どもたちがみんなで曳くため、転倒やぐらつきは絶対にNGです。重心を低く、部材をしっかりと組むことで、揺れや振動にも耐えられる安定感を持たせました。
下段には、バッグや飲み物を置くためのスペースを作りました!

悪路でもスムーズに走る大きめのノーパンクキャスタータイヤ

足元には大型ノーパンクタイヤと、歪みを防ぐためのに筋交い(すじかい)を入れてみた。

② 悪い道でもスムーズに動く「大きめノーパンクタイヤ」

神社の境内や巡行ルートには、砂利道や段差、少し舗装の悪い道路もあります。
そうした場所でも子どもたちの力で軽やかに動かせるよう、足回りには大きめのノーパンクタイヤを採用しました。パンクの心配もなく、押し心地も滑らかです!

③ 神社に馴染む「意匠・デザイン」

ただ頑丈な台車を作るだけでなく、神社の雰囲気にしっかり馴染むようデザインにもこだわりました。
社寺建築に通ずる部分もあり、木組みの魅せ方など、大工だからこその「丁寧な手仕事」を意識しました。


子どもたちの最高の思い出になりますように

神社の行事は、地域の子どもたちにとって記憶に残る大切なイベントです。

ピカピカの台車に乗ったお神輿を曳いて、子どもたちが笑顔で元気に練り歩いてくれたら、作り手としてこれ以上嬉しいことはありません(^_^)

弊社では、建築だけでなく、こうした道具や小物の製作も承っております。お困りごとがあれば、ぜひお気軽にご相談ください!

古民家移築・再生、古材を活用した店舗・住宅リノベのご相談はこちら

「古民家に住んでみたい」「古材を使った内装デザインに興味がある」などのご相談は、飛騨高山の「いもと建築」へぜひお気軽にお問い合わせください(^_^)

【2026年最新版】古民家移築の費用はどれくらい?

【2026年最新版】古民家移築の費用はどれくらい?
~実例から解説するリアルな金額と考え方~

100年の歴史ある梁がかかる移築古民家のリビング

【完成実例】100年の歴史を誇る力強い梁組が空中に架かる特別な空間。※弊社施工事例

こんにちは(^_^) 当ブログをご覧いただき、ありがとうございます!
飛騨高山で伝統工法・古民家移築を手がけている「いもと建築」です。

「古民家に住んでみたい」
「本物の古材が見える大空間で、ゆったりとした時間を過ごしたい」

そんな想いをお持ちの方にとって、古民家ならではの大きな梁や、長い年月を経た古材の風合いを活かせる「古民家移築」は非常に魅力的で興味深い選択肢だと思います。

一方で、近年の物価高や建築資材の高騰を受け、
「2026年現在、古民家移築にはどれくらいの費用がかかるの?」
「一般的な新築住宅と比べて、どのくらい違うの?」
といった疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

新築住宅や分譲住宅と違い、古民家移築に関する情報は少なく費用感がイメージしにくい分野です。
そこで今回は、これまで10件以上の移築工事を手掛けてきた立場から2026年の最新情勢を踏まえたリアルな費用感を分かりやすく解説いたします(^_^)



1. 【2026年最新】古民家移築の費用目安は「新築の約1.3倍」

古民家のフォルムとモダンが融合した建物外観

移築先で新しく組み上げられた古民家のフォルムと、モダンが融合した建物外観※弊社施工事例

まず、結論からお話しします。

2026年現在、古民家移築にかかる費用の目安は「新築の注文住宅 × 1.3倍程度」です。

つまり、一般的な新築の注文住宅を建てる費用と比べて、およそ3割増しになるケースが多くなります。

【60坪の住宅を建てる場合の概算イメージ(2026年物価水準)】

近年の資材高騰や物流費・人件費の上昇により、住宅建築全体の建築価格水準は上昇傾向にあります。

  • 一般的な新築注文住宅:坪単価80万〜90万円程度と仮定すると、諸経費含め総額 約5,500万〜6,000万円前後
  • 同じ60坪の古民家移築:部材状態が良くスムーズな場合で 約7,000万〜7,800万円前後

※部材の傷みが激しく修繕(刻み直し)が多い場合や、遠方への移築(運搬費・滞在費増)となる場合はさらに費用がかかる傾向にあります。

昭和初期頃までは、特に田舎で「新築を建てる贅沢ができなかったため、家を移築して住む」ことが一般的な選択肢でした。現代では新築が当たり前となったため、ごく限られた選択肢となりましたが「手間ひまをかけて本物の価値を再生させる高級注文住宅」という位置づけに変化しています。

2. 詳しく深掘り!古民家移築にかかる費用の4大内訳

1本ずつの部材に番付を貼り付け、丁寧に解体する作業風景

大工の手作業による解体(手壊し)。処分するのではなく再利用するために慎重に取り外します。※弊社施工事例

古民家移築の費用は、大きく分けると以下の4つで構成されています。

  1. 古民家の取得費用:もととなる物件の購入代金(無償譲渡〜数百万〜1,000万円近くまでケースバイケースです)。
  2. 解体・修繕・運搬の費用:測量、手壊し解体、番付、洗浄、刻み直し、運搬にかかる費用。
  3. 本体工事費用:移築先の基礎工事、建て方(組み上げ)、造作工事費用。
  4. 付帯費用・諸経費:職人の遠方出張滞在費、構造計算費、大型重機費用、各種申請費用など。

特に移築ならではの特徴と言えるのが、「2.解体・修繕・運搬の費用」です。処分を前提とした通常の解体とは異なり、職人が1本ずつ番付を行って丁寧に取り外す手間がかかります。

3. 【実例解説】条件の違いによる「解体・修繕・運搬費」のリアル表

大工による刻み直し作業

傷んだ古材の足元を切り落とし、新しい木材を繋ぎ合わせる大工の「根継ぎ」の作業。※弊社施工事例

「解体・修繕・運搬費」は、古民家の大きさや状態、移築先との距離によって大きく変動します。過去の事例をもとにしたリアルな費用比較表をご覧ください(※物件取得費・本体工事費は除く)。

項目 物件 A 物件 B 物件 C 物件 D
条件・状態 床面積:約140坪
状態:△(大型)
遠方移築
床面積:約70坪
状態:✖(傷み大)
遠方移築
床面積:約35坪
状態:〇(良好)
近郊移築
床面積:約90坪
状態:✖(傷み大)
近郊移築
丁寧な手解体費用 約850万円 約720万円 約300万円 約720万円
修繕・刻み直し費 約850万円 約720万円 約240万円 約480万円
運搬費(トラック輸送) 約240万円 約180万円 約40万円 約100万円
合計概算目安 約1,940万円 約1,620万円 約580万円 約1,300万円

※上記は2026年の物流・人件費コストにアップデートした目安金額です。実際の現地調査により変動します。

4. 費用が高くなっても「古民家移築」を選ぶ人が絶えない価値とは?

長年囲炉裏の煙で燻された太い丸太梁

長年囲炉裏の煙で燻された松の丸太梁。新材では再現することが出来ない本物の価値です。※弊社施工事例

新築注文住宅の約1.3倍という費用がかかるにもかかわらず、なぜ古民家移築を選ぶ人が増えているのでしょうか?

それは、「新築では絶対に買うことができない価値」がそこにあるからです。

  • 現代では再現困難な大きな木材:極太のヒノキやケヤキの柱や梁、10m超のマツ丸太梁は、新築で使われることはほぼありません。
  • 時間が育てた風合いと安心感:長年囲炉裏の煙で燻された黒や焦げ茶の木肌や、大工のハツリ跡。しっかりと乾燥しきった古材は強度も抜群です。
  • 受け継がれてきた想いとストーリー:先祖が建てた実家や、歴史ある古民家のストーリーを次の100年へ継承する贅沢さがあります。

5. 後悔しないための事前チェックリスト&ご相談の流れ

吹き抜け天井に露出した美しい木組み

伝統工法で組まれた木組み。100年前の大工の仕事を現代の住宅で体感することができます。※弊社施工事例

古民家移築のご検討をスムーズに進めるために、ご相談前には以下の4点を事前にイメージしていただくことが大切です。

事前確認チェックリスト

  • ✔ 移築の元となる古民家が決まっているか(探している段階か)
  • ✔ どこからどこへ移築するのか(おおよその距離感)
  • ✔ 移築後の建物のイメージ(広さ、間取り、生活スタイル)
  • ✔ 全体の総予算感

「まだ何も具体的に決まっていない」「なんとなく興味がある段階」「まずは実家の古民家が移築できるのか現地調査してほしい」という段階でも、全く問題ありません。

提携している古民家専門の不動産屋さんのご紹介や、現地の状態チェックなども承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください(^_^)


まとめ:本物の古材と伝統技術で、世界にひとつだけの住まいを

古民家移築は、一般的な新築住宅と比べると手間も費用もかかります。

しかし、迫力ある古材に囲まれ、100年の歴史を受け継いで暮らす豊かな時間は、何物にも代えがたい魅力があります。

いもと建築では、これまでの古民家移築の経験とノウハウ、飛騨高山の地で受け継いできた伝統技術をもとに、お客様の夢の移築プロジェクトをお手伝いいたします。

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【入門解説】そもそも「古民家移築」ってなに?

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【入門解説】そもそも「古民家移築」ってなに?
~新築やリノベとの違いから大工の再生技術まで徹底解説~

100年前の太い丸太梁と大空間が調和した移築古民家

100年前の立派な梁や柱をそのまま引き継ぎ、現代の住まいとして移築された古民家。※弊社施工事例

こんにちは!飛騨高山で伝統工法・古民家移築を手がけている「いもと建築」です。

「先祖代々の家を別の場所で残したいけれど、そんなことできるの?」
「古民家移築ってよく聞くけど、そもそもリノベーションと何が違うの?」

お客様からこうしたご質問をいただくことがよくあります。実は世間一般では、「古民家移築(こみんかいちく)」が具体的にどういうものなのか、まだあまり知られていないと感じます。

一言で言えば、古民家移築とは「昔の価値ある家を一度解体してパーツに戻し、別の場所で再び組み立て直す」という、日本伝統の特別な建築手法です。

昭和初期の頃までは、特に田舎において「家を移築して住む」ことは一般的な選択肢でした。
新築を建てる余裕がなかったためです。
しかし、豊かになった現代では新築が当たり前となり、移築はごく限られた特別な選択肢となっています。

今回は、「古民家移築ってなに?」という基本の疑問から、なぜそんなことができるのか、どんなメリットがあるのかまで、どこよりも分かりやすく解説いたします!



1. 古民家移築の正体:「家を分解して別の場所で組み立て直す」仕組み

番号を記入された柱や梁を手壊しで慎重に解体している移築現場の様子

【写真イメージ】解体時、大工が1本ずつ部材に「番付」を取りつけ、丁寧に手壊しでバラしている解体現場の写真。※弊社解体作業中

古民家移築とは、文字通り「現在建っている家をパーツ単位に解体し、別の土地へと運んで再び組み上げる」建築手法です。

昭和初期の頃まで、特に田舎では「家を移築して住む」という方法はごく一般的なでした。
しかし、現代では移築という選択肢を選ぶ人はごく限られるようになりました。最近、その価値が見直され「究極のサステイナブル建築」として今再び注目を集めています。

解体時には、大工が柱や梁(はり)の1本1本に「番付(ばんづけ)」と呼ばれる識別番号の書かれた札を貼りつけ、どの部材がどこに使われていたかを正確に記録しながら手作業でバラしていきます。
そうすることで、複雑な骨組みも正確に再現することができるのです。

2. 一目でわかる比較:「新築」「リノベーション」と何が違うの?

古民家の骨組みを新敷地に建て直し新旧の美しさが融合した建物外観

【写真イメージ】古民家の骨組みを活かし、新旧の美しさが融合した建物外観。※弊社で構造移築を担当

「家をきれいにしたい」「古民家に住みたい」と考えたとき、選択肢は大きく分けて3つあります。

手法 建てる場所 使用する木材 特徴
古民家移築 別の場所へ移動
(希望の土地)
解体した
本物の古材
本物の古材を活かし、好きな土地に間取りを調整して建て直す方法
古民家リノベ 現在の場所のまま
(動かさない)
元の木材+新材 今の敷地のまま、骨組みを残して性能や間取りを刷新する方法
一般的な新築 自由
(希望の土地)
新しい木材 新しい木材を使って一から組み立てて建てる方法

「気に入った土地で暮らしたいけれど、新築では手に入らない本物の古民家の雰囲気を感じたい」という願いを叶えられる唯一の方法が「移築」です。

3. なぜ分解できるの?:金物を使わない日本の「伝統工法」の秘密

複雑に木と木が組み合わさった梁と柱

【写真イメージ】組み木部分がはっきりと見える小屋組の接合部の拡大写真。※弊社施工事例

現代の住宅は、釘やボルト、ときには接着剤で木材を固定するため、解体する際は破壊するしかありません。一方、古民家とよばれる伝統的な日本の建築(伝統構法)は、接合部のほとんどが、木と木を凹凸に削って噛み合わせる「継手(つぎて)・仕口(しくち)」という技法で組み込めれています。

金物に頼らず木材同士を組み上げているため、解体する際も職人が正しい手順で外していけば、木材を傷つけることなく綺麗に分解できます。巨大な木のプラモデルのように何度でも解体・再構築ができるのは、日本の伝統工法だからこそ可能なのです。

4. 大工の技術:傷んだ木を復活させる「刻み直し」

大工の手作業による刻み直しの作業風景

【写真イメージ】傷んだ柱に新しい木を接合した「根継ぎ」加工写真。※弊社作業場にて

古民家に使われている木材は柱の足元が湿気や蟻害で傷んでいたり、また昔の間取りが現代の生活スタイルに合わないことがあります。そこで活躍するのが、私たち大工の手作業による「刻み直し(きざみなおし)」や「根継ぎ(ねつぎ)」といった補修技術です。

機械(プレカット)では対応できない曲がりくねった古材の丸太梁や、傷んだ柱の先端を切り落とし、新しい木材を伝統的な方法で接合します。職人が手道具を使って一本一本の古材と向き合い、手作業で修繕することで、移築された家はさらにこれから100年住み続けられる強度を取り戻します。

5. 移築の魅力:現代では手に入らない貴重な「古材」と暮らす贅沢

古材の囲まれた空間で贅沢に過ごすイメージ

古材に囲まれた空間で贅沢な時間をゆっくりと過ごす。※弊社施工事例

古民家移築の最大の醍醐味は、現代の市場には一般的に出回ることのないサイズの木材や、人工的に再現することのできない本物の古材を自分の住まいに取り入れられることです。

太さ30センチを誇るヒノキやケヤキの大黒柱、10メートルを超える極太のマツの丸太梁、そして長年囲炉裏の煙に燻されて黒々と深みを増した木肌の表情。人工的な塗料では絶対に再現できない本物の質感が、吹き抜けの天井やリビングに圧倒的な存在感と癒やしの空間をもたらします。


まとめ:日本の宝物「古民家」と伝統技術で、世界にひとつだけの住まいを

古民家移築とは、単に「古い家を動かす」ことではありません。

昔の職人が丁寧に造りあげた建物と、価値ある古材。またオーナーが大切に守ってきた家屋の歴史を受け継ぎ、現代の快適さをプラスして次の世代へ届ける特別な家づくりスタイルです。

いもと建築では、飛騨高山の地で受け継いできた知識と技術で、理想の古民家移築をお手伝いしています。

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【古材×店舗改修】古民家の古材を活用|渋み溢れる美容院リノベ

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こんにちは!飛騨高山で伝統工法・古民家移築を手がけている「いもと建築」です(^_^)

今回は、店舗改修(美容院)のご依頼で施工させていただいた現場をご紹介します!

テーマは「古民家移築で生まれた古材の再利用」

新しい木材や既製品建材では再現できない、使い込まれた木だけが持つ味わいと温もりを活かした、特別な空間に生まれ変わりました。

施工前のシンプルな白い部屋

【BEFORE】改修前のシンプルな室内

古材の板壁とヴィンテージ感溢れる美容室空間

【AFTER】古材の質感が目を引く渋い空間へ

シンプルな白い壁の空間から一変、深みのある古材に囲まれたしぶい美容院の誕生です!


壁一面に広がる「古民家の板壁」

壁一面に貼られた古材

カットスペースの壁面には、古民家の現場から丁寧に回収した板材を使用。

壁に貼られた古材には着色はせず、古材そのままの色を活かしています。何十年もかけて自然についた深みのある色なので、塗料では出せない本物の味があります。古民家の現場から回収した古板には、今では珍しい45センチ程度の幅の広い板もあります。よく見ると昔のノコギリやハツリの跡も残っています。


昔の職人の手仕事「ハツリ跡」が刻まれたカウンター

昔の職人のハツリ跡が残る味わい深い古材カウンター

削り跡の陰影が独特の凹凸を生み出すハツリ跡。触れるたびに職人の技を感じられます。

カウンターには、昔の職人が「チョウナ」などの道具で木を削った「ハツリ跡」がそのまま残る貴重な古材を採用しました。

鉋で削られた滑らかな木材とは違い、ハツリ独特の立体的な模様が味わい深くなっています。グリーンや観葉植物とのコントラストもとっても映えます(^_^)


古民家の急な階段を「ディスプレイラック」へ再利用

急階段風のディスプレイラック

古民家の急な階段を利用したディスプレイラック。

今回の改修で最もユニークなアイディアがこちら!

古民家で使われていた急勾配の木製階段をそのまま設置し、ワックスやシャンプーを並べるディスプレイ棚として再利用しました。

急で上り下りが大変だった昔の階段も、アイディアと角度を変えて空間に配置すれば、お店のシンボルとなるお洒落なインテリア家具へと生まれ変わります。

シャンプースペースの天井に貼られた古材

シャンプースペースの天井や壁際にもポイントで古材をあしらい、落ち着ける空間に仕上げました。


新築では出せない「本物の素材感」で店舗づくりを

古民家移築や解体の現場から生まれる古材は、一つとして同じ表情のものがありません。

「お客様にゆったりと特別な時間を過ごしてほしい」
「他にはない唯一無二のこだわりの店舗をつくりたい」

そんなオーナー様の熱い想いに「古材を活かした店舗造り」で貢献できたなら幸いです!

いもと建築では、住宅の建て替えや古民家移築だけでなく、古材や伝統工法を活かした店舗リノベーション・内装施工も承っております。「店舗に古材を取り入れてみたい」「部分的に本物の木を使いたい」という方も、ぜひ気軽にご相談ください!

今回、改修させていただいた店舗のインスタはこちらです!

Instagramを見る(@local_service_0577)

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「古材を使った内装デザインに興味がある」「お店の雰囲気をガラリと変えたい」など、「いもと建築」へぜひお気軽にお問い合わせください(^_^)

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【現場ブログ】解体中の古民家がスケルトンに|ドローンで見る骨組み

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正面からドローンで横スライド撮影した解体中の古民家。内部が完全に通り抜けて見えるスケルトン状態です。

こんにちは!いもと建築です。

解体作業が進んでいる古民家の映像です。

現在、建物内部の造作(壁や床、天井など)をすべて取り払い、内部がきれいな骨組みだけの状態になりました。今回は正面からドローンを使ってスライドしながら撮影してみました。


古民家解体は「まず内部の造作から」が基本

古民家を解体する際、「屋根から順番に壊していくのかな?」と思われがちですが、実は違います。

移築や手壊しでの解体では、まず「内部の造作(畳、壁、天井、建具など)」から順番に解体・搬出していきます。内部造作の解体→屋根の解体→構造躯体のバラシ→整地という流れが基本です。

先に内部を何もないスケルトン状態にすることで、測量もし易いですし、なるべく柱や梁を雨で濡らさずに進めることができます。床については解体してしまうと、構造をバラすときに足場が悪くなってしまうため残しておきます。

ドローン動画で見える「古民家のたくましさ」

動画を見ていただくと、建物正面から奥の景色までがすーっと通り抜けて見ることができます。

壁がなくなったことで、家全体を支えている黒光りした太い柱や横架材(梁)がはっきりと見え、何十年もの間この重い屋根を支え続けてきた構造体としての力強さを実感できます。暗くて分かりにくいですが(汗)

このあとは、いよいよ屋根や骨組みの解体(バラシ作業)へと移っていきます!


【ミニQ&A】スケルトン解体について

Q. なぜ屋根を残して先に中を解体するのですか?
A. 屋根を残しておくことで、作業中の雨から大切な柱や梁を守る役割(雨よけ)にもなります。雨に濡れることで、仕口や継手に打ち込んである「クサビ」や「込み栓」が外れにくくなり大変なことになります。また、内部の廃材や古材を安全に分別して出しやすくするためでもあります。
Q. 内部にあった古い建具や道具はどうなるのですか?
A. 状態の良い障子や格子戸、レトロな金具などは丁寧に回収し、移築後の新しいお家で再利用したり、リメイクして活かすケースも多くあります。

まとめ:いよいよ構造躯体のバラシへ!

なかなか見ることができない「スケルトン状態の古民家」の様子をお届けしました。

先人の知恵が詰まったたくましい木組みを傷めないよう、この後の解体・刻み直し作業も職人総出で丁寧に進めてまいります。

次回の現場レポートもお楽しみに!

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【現場ブログ】築130年の古民家解体スタート!造作解体と土壁落とし

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内部の造作解体が進む築130年の古民家1階の様子

建具を取り外し、解体作業が始まった室内。壁が少しずつ無くなるにつれて、奥まで視線が抜けていきます。

こんにちは!いもと建築です。

先日現地調査をさせていただいた、築130年の大型古民家の解体作業がいよいよ本格的にスタートいたしました!

移築再生に向けた手壊し解体では、いきなり重機で壊すわけではなく、まずは建物内部の「造作解体(建具や畳の撤去、間仕切り壁などの解体)」から丁寧に進めていきます。


建具や畳、造作棚を取り外し、職人の手で「土壁」を落としていく

古民家の解体で最初に行う重要な工程が、内部の間仕切り壁や造作材(薄鴨居などの構造に関係のないもの)の撤去です。障子や襖などの建具を取り外し、続いて手作業で土壁を落としていきます。

土や小舞竹を集積・搬出する職人の様子

土壁を落とし、竹小舞(たけこまい)や土を分類しながら集積・搬出していく作業風景。

土壁の下地に使われている「竹小舞(たけこまい)」や縄、壁土などをしっかり分別しながら落としていくのは、非常に手間と時間がかかる作業です。ちなみに飛騨では「竹」でなく「茅」が使われていることの方が圧倒的に多いです。私たちは「へしたじ」と呼ぶことが多いのですが、正式名称はなんと言うのでしょうか。

この作業を丁寧に行うことで、後々の洗浄の工程で手間が省けますし、再利用する大切な構造躯体(柱や梁)を傷つけることもありません。

壁がなくなることで生まれる「圧倒的な開放感」

ダイナミックな太い丸太梁と広大な構造空間

壁がなくなると一気に視界が開けます。頭上に広がる太い丸太梁の木組みがまさに壮観です。

室内を仕切っていた壁や建具が取り払われると、それまで空間を区切っていた仕切りがなくなり、建物全体に光と風が通り抜けるようになります。

壁が落ちて骨組みだけが現れるにつれ、空間全体の広がりと開放感が一気に増し、ダイナミックな木組みの美しさがより際立ってきました。

この後は内部の完全なスケルトン化に向けて、さらに作業を進めてまいります!


【ミニQ&A】古民家の土壁解体について

Q. 落とした土壁の土や竹は処分してしまうのですか?
A. 混ざり物のない純粋な土であれば、解体後の整地で土地に混ぜ込むこともあります。石膏ボードやモルタルなどが混ざっている場合は、処分方法に合わせて分別して搬出します。自然素材100%で作られた昔ながらの土壁は、環境負荷が非常に少なく、古民家再生の現場によっては練り直して左官材料として再利用することもあります。
Q. なぜ重機を使わずに手作業で解体するのですか?
A. 移築再生を行う場合、柱や梁などの古材を次の住まいでもそのまま再利用するためです。造作の解体が終わると構造躯体の解体に入りますが、重機で強引に壊すと接合部(仕口や継手)が破損したり、表面に傷がついてしまうため、手壊し(バラシ)で1本ずつ丁寧に解体していきます。

まとめ:伝統建築の構造美をそのまま次世代へ

間仕切り壁が取り払われ、力強い骨組みが見えてくるこの瞬間は、私たち大工にとっても古民家の真価を実感できる非常にワクワクする工程です。

この先も安全第一で、慎重に作業を進めてまいります。次回も解体現場の進捗をお楽しみに!

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ドローンで撮影した現場の全景。緑豊かな里山に佇む圧巻の230坪の古民家です。

こんにちは!いもと建築です。

この度、また新たに古民家移築プロジェクトがスタートいたしました!

今回の建物は、なんと延床面積約230坪のとっても大きな古民家です。山々に囲まれた雄大な自然の中にあり、澄んだ空気と美しい里山の景観に包まれています。

動画をご覧いただくとわかる通り、周りの豊かな緑と立派な屋根の佇まいが、まるで一枚の絵画のように美しいです。


この記事のハイライト

  • 大型プロジェクト始動:延床面積230坪という非常に見ごたえのある大規模な古民家移築。
  • 今後の展望:解体・部材の選別・刻み直しへと進むプロジェクトの様子を随時発信していきます!

230坪の大空間。先人の技と雄大な木組みを次世代へ

230坪という広さは、現代の住宅としてはかなり大型の建物です。

内部には太く立派な丸太梁や、長年の歴史を重ねてきた力強い構造材がぎっしりと組み上げられています。これほど大きな古民家を解体し、一つひとつの部材に番付を取りつけていく作業は、まさに大工冥利に尽きる仕事です。

この雄大な自然環境のなかで、昔の職人たちが積み上げた手仕事に敬意を払いながら、慎重に作業を進めてまいります。

今後のプロジェクト展開にご期待ください!

これからは現場での手作業による解体作業(バラシ)、作業場へ持ち帰っての修繕(根継ぎや刻み直し)といった工程へ入っていきます。

どのようにしてこの巨大な古民家が解体され、新しい命を吹き込まれていくのか、ブログやSNSで随時レポートしていきますので、ぜひ楽しみにしていてください!


【ミニQ&A】大型古民家の移築・解体について

Q. 230坪のような非常に大きな古民家でも移築は可能なのですか?
A. はい、十分可能です!大規模な建物の場合、構造材の量も多くなりますが、だからこそ、太い梁や柱を効果的に活かした設計を行ったりすることで、唯一無二の大空間を再生できます。
Q. 山間部や道が狭い場所にある古民家でも移築解体は頼めますか?
A. 現場の道路状況や搬出ルートを事前にしっかりと現地調査した上で、レッカー車の手配やトラックのサイズを考慮して搬出計画を立てますので、まずは一度ご相談ください。

まとめ:歴史ある古民家を次の未来へ繋ぐ

雄大な自然環境の中に立つ230坪の古民家。その圧倒的な存在感を目の当たりにすると、この貴重な古民家を未来へ残す責任感とワクワク感が湧いてきます。

いもと建築では、飛騨高山の伝統技術をもって、大切に次の世代へ繋いでまいります。

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頭上に広がるダイナミックな木組みと立派な丸太梁が印象的な大空間

頭上に広がるダイナミックな丸太梁の木組み。囲炉裏の煙にじっくりと燻され、深みのある良い色合いに育っています。

こんにちは!いもと建築です。

この度、新たな古民家移築のご依頼をいただき、さっそく現地確認に伺ってまいりました。

足を踏み入れると、思わず息をのむような圧倒的な大空間と、重厚な部材の数々。大工としてこれほどまでに素晴らしい古民家の移築に携わらせていただけることに、心から感謝の気持ちでいっぱいです。


この記事のハイライト

  • 歴史を刻む大建築:明治29年(1896年)建築、築130年を誇る歴史ある古民家。
  • 飛騨の養蚕文化:かつて2階で養蚕が行われていた広大な空間と女中部屋の跡。
  • 圧巻のスケール:最長8間半(約15m)の梁、ヒノキ・ケヤキ・クリの柱やマツの桁材。

明治29年建築。先人の技術と歴史が息づく圧巻の造り

今回拝見した古民家は、明治29年(1896年)に建てられたもので、築130年という長い年月を重ねてきた建物です。

落ち着いた色合いの板間と格子戸、黒光りする太い柱や桁が美しい室内

長年大切に使い込まれてきた美しい広間。柱にはヒノキやケヤキ、クリなどの上質な素材が使われています。

柱にはヒノキ、ケヤキ、クリといった質の高い木材が惜しみなく使われており、梁や桁にはマツが多く使われています。驚くべきは梁のサイズで、最も長いものでなんと8間半(約15メートル)にも及びます。「牛」とよばれる丸太梁の太さは一尺五寸(45センチ)はありました。

長年の生活の中で囲炉裏の煙に燻された木材は、新材では再現することができない、こげ茶色や黒褐色といった非常に味わい深い表情を見せてくれていました。

2階に広がる「養蚕」の歴史と大空間

かつて養蚕が行われていた2階の広大な板間と昔の農機具

2階の広大なスペース。かつて唐箕(とうみ)などの農作業道具が使われていた当時の面影が残ります。

飛騨地方の古民家では、2階部分を広々と確保して「養蚕(ようさん)」を行っていたお宅が多く見られます。今回の建物ももともとは養蚕が行われていた構造で、当時の賑わいを感じさせる女中部屋の跡なども残されていました。

高天井と立派な梁が見渡せる吹き抜け状のダイナミックな空間

障子から柔らかい光が差し込む大空間。吹抜け状のダイナミックな意匠が見事です。

吹抜けを見上げた構造。小屋組みの美しい木組みと滑車

天井を見上げると、緻密に組まれた小屋組みと規則的に組み込まれた貫が綺麗です。

何もない広々とした板間としっかり渡された無垢の丸太梁

どこを見渡しても太く逞しい構造材ばかり。これから手を加えるのが本当に楽しみです。

もちろん長い歴史の中で、何回も改築や改修が行われてきたと思います。その名残だと見られるホゾ穴や仕口の跡も見られました。その度に当時の職人が精一杯の丁寧な仕事をしてきたことを感じました。今回は自分たちの番だと考え、私たちも精一杯の仕事をしたいと思います。

これほどの規模と品質を誇る古民家を移築し、次の時代へと受け継ぐ仕事は、かなりの期間と労力がかかる大プロジェクトとなります。

しかし、先人たちの素晴らしい手仕事に敬意を払い、誠心誠意取り組んでまいります!


【ミニQ&A】築100年以上の古民家移築について

Q. 築130年前の木材をそのまま使っても強度に問題はありませんか?
A. 問題ありません。ヒノキやケヤキ、マツなどの無垢材は、伐採されてから長い年月をかけて強度が増すと言われています。しっかり乾燥し燻された古材は、現代の新材同様に強固で耐久性に優れています。また構造計算をする場合、一本ずつヤング係数を測定し、数値的に強度を証明することもあります。
Q. 移築する際に、間取りやデザインを現代風に変えることはできますか?
A. はい、可能です。立派な柱や梁などの構造躯体(骨組み)を活かしつつ、断熱性能を高めたり、現代の生活動線に合わせた間取りや設備を取り入れることが移築再生の醍醐味です。

まとめ:受け継いだ歴史を、次の世代へ

今回の現地見学を通して、改めて日本の伝統建築の凄さと古材の持つ力強さを肌で感じることができました。

解体→刻み直し→移築再生と長い道のりになりますが、進捗状況はこれからも現場ブログでご紹介していきますので、ぜひご期待ください!

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古材の天板と脚で作られた味わいのある小型サイドテーブルの上部全景

端材となった古材を組み合わせて作った小さなテーブル。天板のヴィンテージ感がいい味を出しています。

こんにちは!いもと建築です。

古民家の解体や移築、改修の仕事をしていると、現場や作業場にはどうしても使われなった余りの古材がストックされていきます。

どれも何十年、時には100年以上も古民家に使われていた貴重な木材。「ただ捨ててしまうのは本当にもったいない!」ということで、今回は現場の合間に余った古材を再利用して、小さなサイドテーブル(棚付きラック)を作ってみました。

新材の木材では決して出せない、古材ならではの独特の味わいをご紹介します!


この記事のハイライト

  • 古材の端材活用:捨てるには惜しい古材を、日常使いできる家具へリメイク。
  • 新材にはない質感:長年の年月が刻んだ傷や着色、日焼け、深みのある木目が唯一無二の魅力。
  • 大工の息抜き手仕事:構造材だけでなく、ちょっとした小物や家具づくりも大工の楽しみの一つ。

端材だからこそ面白い!古材で作る世界にひとつの家具

今回制作したのは、お部屋の隅やソファの横、玄関先などにちょこんと置けるスマートな2段テーブルです。

天板に刻まれた「歴史のグラデーション」

古材テーブルと下段の棚板の様子

和の空間や使い込まれた板床にもしっくり馴染む佇まい。下段の棚にも古材を活用しています。

一番のポイントは、天板や下段の棚板に使っている古材の表情です。

新品の木材をいくらヴィンテージ風に加工しても、本物の古材が醸し出す「使い込まれた色ムラ」や「木の変形・ハツリ跡」の深みにはかないません。手触りも滑らかで、触れているだけでどこか温かみと落ち着きを感じさせてくれます。

コンパクトでも頑丈。大工の基本をしっかりと

下から見上げた古材テーブルの組み付け構造と脚部

脚と天板の接合部。DIY感覚で作る日用品でも、揺らぎなく永く使えるようしっかり組んでいます。

ちょっとした工作とはいえ、作るのは大工です(笑)。

ぐらつきが出ないよう、各部材の接合や水平の調整はしっかりと行っています。観葉植物を飾ったり、カフェタイムのサイドテーブルにしたり、デスク横の収納棚にしたりと、使い勝手の良いサイズ感に仕上がりました!ただ、家具屋さんのようなスマートなものは作れませんので、私たちが作ると良くも悪くも無骨な仕上がりになります(笑)


【ミニQ&A】古材の端材利用や家具づくりについて

Q. 古材の端材を使って、オリジナルの家具や小物をオーダーすることはできますか?
A. はい、可能です!古民家リノベーションや移築工事の際、「我が家で使っていた思い出の柱や板でカウンターテーブルや棚を作ってほしい」といったご要望もよくいただきます。
Q. 古材はトゲが刺さったり、衣服が引っかかったりしませんか?
A. 古板の多くは床板として使われていたものです。床板は足裏やスリッパで擦られるため、すべすべツヤツヤになったものがほとんどです。そのため、トゲが刺さったり、衣服が引っかかるほどのササクレはほとんどありません。必要に応じてサンダーをかけることも出来ますので、安心して触っていただけます。

まとめ:貴重な古材を有効に使いきる

古民家に使われていた木材は、解体されて役目を終えても、手を加えることで新しい家具や日用品として再利用することができます。

大きな家の骨組みを組む仕事はもちろんですが、こうした小さな手仕事を通して「木を無駄なく使い切る」ことも、私たち大工の大切な仕事の一つだと考えています。

また面白い端材アイテムが出来上がったらご紹介します!

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黒板張りの美しい古民家移築住宅の外観

青空と芝生に映える落ち着いた外観。伝統的な和の佇まいと現代的なシャープさが同居しています。※弊社施工事例

こんにちは!いもと建築です。

今回は、以前から弊社で「解体 ➔ 刻み直し ➔ 現場での上棟(構造の組み上げ)」までを担当させていただいていた古民家移築プロジェクトの「完成見学」へ行ってきました!

上棟後の仕上げ工事は現地の建設会社様が引き継ぎ、設計事務所様の素晴らしいデザインによって、本当に美しい古民家移築住宅として完成していました。

今回は、大工目線でも感動した完成写真をご紹介します!


この記事のハイライト

  • 業者間の連携:弊社での解体・刻み・上棟から、現地の施工会社様へバトンタッチして完成!
  • 洗練された空間設計:設計事務所様の巧みなデザインで、古材の重厚感と現代の明るい空間が調和。
  • 見どころ写真:吹き抜けダイナミックな大空間、自然光が差し込む高窓、手仕事が活きる建具や仕上。

写真で巡る!移築古民家の上質な完成空間

私たちが作業場で一本一本手を入れて刻み直した柱や梁が、どのような素敵な空間に生まれ変わったのか、ポイントごとに解説します!

開放感あふれる吹き抜けと古材の大梁

ダイナミックな黒い古材の梁と明るい木目の天井

黒光りする古材の梁が平行に走る圧巻の吹き抜け。障子や格子の引き戸との相性も抜群です。※弊社施工事例

玄関から一歩足を踏み入れると広がる、ダイナミックな大空間!

家を長年支えてきた黒い大きな梁が、新しく貼られた明るい板張り天井と鮮やかな対比を描いています。高い天井と格子戸越しに見えるアイランドキッチンなど、古民家ならではの落ち着きを持ちながらも、現代的で開放感のある暮らしがイメージできます。

光と風を取り込む高窓と洗練されたダイニング

高窓からの光が漆喰壁と古材の柱を照らすスタイリッシュなダイニングスペース

壁一面の塗壁と古材の柱。高窓から差し込む自然光が、木の豊かな表情を際立たせます。※弊社施工事例

設計事務所様の計算された設計により、優しく室内へ光が落ちてきます。

私たちが「根継ぎ」や修繕を施した柱も、温かみのある塗り壁と一体となって空間にしっくりと馴染んでいました。シックな土間とシンプルな木製家具の組み合わせもとてもスタイリッシュです。

見上げれば職人技。見事に組み上げられた小屋組み

2階へ続く木製階段と見上げた天井の古材・シーリングファン

見上げると迫力ある丸太梁とシーリングファン。新しい階段との接続も美しい仕上がり。※弊社施工事例

上を見上げると、黒い古材の梁や桁が綺麗に並んでいます。

上棟の際、現場で組み合わさった時の感動が思い出されますが、こうして照明やシーリングファンが取りつけられ、完成した姿を見ると感無量です。大工としても非常に誇らしく、ワクワクする仕上がりでした!


【ミニQ&A】遠方への移築や施工連携について

Q. 地元以外の遠方での古民家移築もお願いできますか?
A. はい、対応可能です!県外への移築実績もあり、遠くは北海道へ移築したこともあります。今回のように弊社が古民家の解体・木材の刻み直し・現場での上棟(躯体の組み上げ)までを担当し、内装や設備などの仕上げ工事は現地の建設会社様と連携して進めるというかたちも可能です。
Q. 設計事務所が入るプロジェクトでも対応してもらえますか?
A. もちろんです。これまでの古民家移築のお仕事は、設計事務所様による設計50%、自社による設計50%ほどの割合です。設計意図を汲み取りながら、古材の特性や、古民家移築ならではの注意点などを擦り合わせしながら、設計者様や工務店様としっかり連携しながら施工いたします。

まとめ:受け継がれる古材と、新しい物語の始まり

解体から始まり、作業場での地道な刻み直し、そして現地での上棟......。私たちが手掛けた構造が、素晴らしい設計と施工の手によって最高の住まいとして形になった姿を見ることができて感動しました。

100年の歴史を持つ木材たちが、これからまた次の100年を刻んでいくと思うと、古民家移築という仕事の素晴らしさを改めて実感します。

素晴らしいプロジェクトに携わらせていただき、本当にありがとうございました!

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