正面からドローンで横スライド撮影した解体中の古民家。内部が完全に通り抜けて見えるスケルトン状態です。
こんにちは!いもと建築です。
解体作業が進んでいる古民家の映像です。
現在、建物内部の造作(壁や床、天井など)をすべて取り払い、内部がきれいな骨組みだけの状態になりました。今回は正面からドローンを使ってスライドしながら撮影してみました。
古民家解体は「まず内部の造作から」が基本
古民家を解体する際、「屋根から順番に壊していくのかな?」と思われがちですが、実は違います。
移築や手壊しでの解体では、まず「内部の造作(畳、壁、天井、建具など)」から順番に解体・搬出していきます。内部造作の解体→屋根の解体→構造躯体のバラシ→整地という流れが基本です。
先に内部を何もないスケルトン状態にすることで、測量もし易いですし、なるべく柱や梁を雨で濡らさずに進めることができます。床については解体してしまうと、構造をバラすときに足場が悪くなってしまうため残しておきます。
ドローン動画で見える「古民家のたくましさ」
動画を見ていただくと、建物正面から奥の景色までがすーっと通り抜けて見ることができます。
壁がなくなったことで、家全体を支えている黒光りした太い柱や横架材(梁)がはっきりと見え、何十年もの間この重い屋根を支え続けてきた構造体としての力強さを実感できます。暗くて分かりにくいですが(汗)
このあとは、いよいよ屋根や骨組みの解体(バラシ作業)へと移っていきます!
【ミニQ&A】スケルトン解体について
- Q. なぜ屋根を残して先に中を解体するのですか?
- A. 屋根を残しておくことで、作業中の雨から大切な柱や梁を守る役割(雨よけ)にもなります。雨に濡れることで、仕口や継手に打ち込んである「クサビ」や「込み栓」が外れにくくなり大変なことになります。また、内部の廃材や古材を安全に分別して出しやすくするためでもあります。
- Q. 内部にあった古い建具や道具はどうなるのですか?
- A. 状態の良い障子や格子戸、レトロな金具などは丁寧に回収し、移築後の新しいお家で再利用したり、リメイクして活かすケースも多くあります。
まとめ:いよいよ構造躯体のバラシへ!
なかなか見ることができない「スケルトン状態の古民家」の様子をお届けしました。
先人の知恵が詰まったたくましい木組みを傷めないよう、この後の解体・刻み直し作業も職人総出で丁寧に進めてまいります。
次回の現場レポートもお楽しみに!
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