古民家の構造躯体バラシてます

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

5C8356F7-7F9A-42DA-943A-261AF5E29B47.jpgA7269DF8-4659-47E1-B1CC-A4C61C19834F.jpgD4591453-0B00-4B95-9C1A-7F971E38215B.jpg

こんにちは(^-^)

今年もありがたいことに、古民家移築のお仕事をさせていただいております。

現在解体中の古民家は、造作部分の解体が終わり、構造躯体のバラシに取りかかりました。

といっても、古民家の解体とは何をしているの?と、思われる方もいるかと思いますので、簡単に説明できればと思います。

まず、一般的な解体工事と大きく異なる点があります。

それは解体をする目的です。

当たり前ですが、

一般的な解体工事の目的は「その建物を壊して無くすため」

古民家移築のための解体工事の目的は「別の場所に移築するため」

なので、移築を目的をした古民家の解体では「部材を傷めないように外すこと」がとても大事です。

柱や梁などの部材は、そのまま目に見える部分に再利用されるので、バールの跡や道具で叩いた跡が残らないように丁寧に外していく必要があります。

そのため工期もかかります。60坪提程度の古民家で約一か月ほど、100坪を超えるような大きな古民家だと二か月ほどかかることもあります。

古民家移築をする業者によって、やり方に違いはあるかも知れませんが、弊社の場合は以下のような流れで解体を進めます。

① 一般ごみの片付け

住まわれていたそのままの状態で空き家になってしまった物件もよくあります。家財や日用品、衣類や食器などがそのまま残っている状態です。そういった場合には、一般ごみの処分業者さんに依頼したり、オーナーの方に協力してもらったりして、処分をします。

② 造作部分、内装部分の解体

天井や間仕切り壁の解体です。築100年などの古民家では、その長い年月の間に、現代的なリフォームをされていることがよくあります。ですので、ビニールクロスをめくったり、石膏ボードをめくったり、フローリングをめくったり・・・、そのようなことをします。

このタイミングで、再利用できそうな古材、古物は丁寧に取り外し保管しておきます。例えば、建具、壁板、天井板、棚板などです。

※ここで重要なのは1階の床、2階の床を撤去しないことです。床を撤去してしまうと足場が悪くなり、作業がしにくく、とっても危険だからです。

③屋根の解体

瓦であったり、板金であったり、もしかすると榑や茅であったり、屋根の素材は様々ですが、仕上げ材をめくり、裏板も取り外していきます。

※屋根を解体してしまう前に、構造躯体の込栓やクサビを外しておくことです。屋根がなくなったタイミングで雨が降ったりすると、込栓やクサビが雨でふやけて膨らんでしまい、抜くのが困難になるからです。これは私も何回も経験があります・・・汗

④ 2階より上部の躯体バラシ

垂木、母屋、棟木、登り梁、軒桁などの構造躯体を外していきます。この段階からレッカー(クレーン)を使い、作業する人みんなで息を合わせながら進めます。古民家の小屋組みは丸太材(断面が四角くない自然の形に近いもの)が多いため、滑りやすく、細心の注意をしながら取り外していきます。

2階の構造躯体を取り外してしまったら、このタイミングで2階の床板をめくります。

⑤ 1階部分の躯体バラシ

2階床梁、厚鴨居、柱、足元、土台などの部材をバラしていきます。 車知や込栓を抜きながら取り外していきますが、1本の柱に角方向から梁や厚鴨居、足元が差し込んでありますので、取り外す順番を考えながら、根気に進めます。どこからでも外せるわけではなく、外す順番を間違えないようにしっかりと計画をもって進めていきます。

足元という部材は、1階の床板の下にあるので、必要に応じて床板をめくりながら同時にバラしていきます。1か所の仕口を外すために5人がかりになることもあり、古民家の骨組みの複雑さを実感します。

⑥整地

建物の解体が終わってしまったら、整地を行います。古民家は大抵、コンクリートの基礎ではなく「石場建て」という方法で建てられています。地面に据えられた石の上に直接柱や土台が置かれている方法です。その石を回収したり、土間や三和土を割って、土地全体を綺麗に整地します。

これで古民家の解体は終了です。

解体された部材は弊社の工場に運ばれて、次は洗い(洗浄作業)に入ります。

ここまで簡単に古民家移築のための解体について書きました。ただ壊すだけではなく、再利用するという前提で、丁寧になるべく傷をつけず外していかなければならいないところが難しいところです。

そして何よりも危険な作業ですので、転落や転倒がないよう安全第一で作業することが大切です。

現場では引き続き頑張って解体を進めていきます(^-^)

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

弊社では、古民家の移築を行っております。

住宅として、別荘として、店舗として・・・。

古民家移築にご興味のある方は、是非お気軽にお問合わせください(^-^)

移築可能な古民家のご紹介もさせていただきます。

お問合わせページはこちら

または下記のアドレスまでお問合わせください

info@imoto-building.co.jp

→→(有)いもと建築ホームページ ←←

→→ 古民家移築特設ページ ←←

→→ 古民家移築の施工事例はこちら ←←

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■