【2026年最新版】古民家移築の費用はどれくらい?

【2026年最新版】古民家移築の費用はどれくらい?
~実例から解説するリアルな金額と考え方~

100年の歴史ある梁がかかる移築古民家のリビング

【完成実例】100年の歴史を誇る力強い梁組が空中に架かる特別な空間。※弊社施工事例

こんにちは(^_^) 当ブログをご覧いただき、ありがとうございます!
飛騨高山で伝統工法・古民家移築を手がけている「いもと建築」です。

「古民家に住んでみたい」
「本物の古材が見える大空間で、ゆったりとした時間を過ごしたい」

そんな想いをお持ちの方にとって、古民家ならではの大きな梁や、長い年月を経た古材の風合いを活かせる「古民家移築」は非常に魅力的で興味深い選択肢だと思います。

一方で、近年の物価高や建築資材の高騰を受け、
「2026年現在、古民家移築にはどれくらいの費用がかかるの?」
「一般的な新築住宅と比べて、どのくらい違うの?」
といった疑問や不安をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

新築住宅や分譲住宅と違い、古民家移築に関する情報は少なく費用感がイメージしにくい分野です。
そこで今回は、これまで10件以上の移築工事を手掛けてきた立場から2026年の最新情勢を踏まえたリアルな費用感を分かりやすく解説いたします(^_^)



1. 【2026年最新】古民家移築の費用目安は「新築の約1.3倍」

古民家のフォルムとモダンが融合した建物外観

移築先で新しく組み上げられた古民家のフォルムと、モダンが融合した建物外観※弊社施工事例

まず、結論からお話しします。

2026年現在、古民家移築にかかる費用の目安は「新築の注文住宅 × 1.3倍程度」です。

つまり、一般的な新築の注文住宅を建てる費用と比べて、およそ3割増しになるケースが多くなります。

【60坪の住宅を建てる場合の概算イメージ(2026年物価水準)】

近年の資材高騰や物流費・人件費の上昇により、住宅建築全体の建築価格水準は上昇傾向にあります。

  • 一般的な新築注文住宅:坪単価80万〜90万円程度と仮定すると、諸経費含め総額 約5,500万〜6,000万円前後
  • 同じ60坪の古民家移築:部材状態が良くスムーズな場合で 約7,000万〜7,800万円前後

※部材の傷みが激しく修繕(刻み直し)が多い場合や、遠方への移築(運搬費・滞在費増)となる場合はさらに費用がかかる傾向にあります。

昭和初期頃までは、特に田舎で「新築を建てる贅沢ができなかったため、家を移築して住む」ことが一般的な選択肢でした。現代では新築が当たり前となったため、ごく限られた選択肢となりましたが「手間ひまをかけて本物の価値を再生させる高級注文住宅」という位置づけに変化しています。

2. 詳しく深掘り!古民家移築にかかる費用の4大内訳

1本ずつの部材に番付を貼り付け、丁寧に解体する作業風景

大工の手作業による解体(手壊し)。処分するのではなく再利用するために慎重に取り外します。※弊社施工事例

古民家移築の費用は、大きく分けると以下の4つで構成されています。

  1. 古民家の取得費用:もととなる物件の購入代金(無償譲渡〜数百万〜1,000万円近くまでケースバイケースです)。
  2. 解体・修繕・運搬の費用:測量、手壊し解体、番付、洗浄、刻み直し、運搬にかかる費用。
  3. 本体工事費用:移築先の基礎工事、建て方(組み上げ)、造作工事費用。
  4. 付帯費用・諸経費:職人の遠方出張滞在費、構造計算費、大型重機費用、各種申請費用など。

特に移築ならではの特徴と言えるのが、「2.解体・修繕・運搬の費用」です。処分を前提とした通常の解体とは異なり、職人が1本ずつ番付を行って丁寧に取り外す手間がかかります。

3. 【実例解説】条件の違いによる「解体・修繕・運搬費」のリアル表

大工による刻み直し作業

傷んだ古材の足元を切り落とし、新しい木材を繋ぎ合わせる大工の「根継ぎ」の作業。※弊社施工事例

「解体・修繕・運搬費」は、古民家の大きさや状態、移築先との距離によって大きく変動します。過去の事例をもとにしたリアルな費用比較表をご覧ください(※物件取得費・本体工事費は除く)。

項目 物件 A 物件 B 物件 C 物件 D
条件・状態 床面積:約140坪
状態:△(大型)
遠方移築
床面積:約70坪
状態:✖(傷み大)
遠方移築
床面積:約35坪
状態:〇(良好)
近郊移築
床面積:約90坪
状態:✖(傷み大)
近郊移築
丁寧な手解体費用 約850万円 約720万円 約300万円 約720万円
修繕・刻み直し費 約850万円 約720万円 約240万円 約480万円
運搬費(トラック輸送) 約240万円 約180万円 約40万円 約100万円
合計概算目安 約1,940万円 約1,620万円 約580万円 約1,300万円

※上記は2026年の物流・人件費コストにアップデートした目安金額です。実際の現地調査により変動します。

4. 費用が高くなっても「古民家移築」を選ぶ人が絶えない価値とは?

長年囲炉裏の煙で燻された太い丸太梁

長年囲炉裏の煙で燻された松の丸太梁。新材では再現することが出来ない本物の価値です。※弊社施工事例

新築注文住宅の約1.3倍という費用がかかるにもかかわらず、なぜ古民家移築を選ぶ人が増えているのでしょうか?

それは、「新築では絶対に買うことができない価値」がそこにあるからです。

  • 現代では再現困難な大きな木材:極太のヒノキやケヤキの柱や梁、10m超のマツ丸太梁は、新築で使われることはほぼありません。
  • 時間が育てた風合いと安心感:長年囲炉裏の煙で燻された黒や焦げ茶の木肌や、大工のハツリ跡。しっかりと乾燥しきった古材は強度も抜群です。
  • 受け継がれてきた想いとストーリー:先祖が建てた実家や、歴史ある古民家のストーリーを次の100年へ継承する贅沢さがあります。

5. 後悔しないための事前チェックリスト&ご相談の流れ

吹き抜け天井に露出した美しい木組み

伝統工法で組まれた木組み。100年前の大工の仕事を現代の住宅で体感することができます。※弊社施工事例

古民家移築のご検討をスムーズに進めるために、ご相談前には以下の4点を事前にイメージしていただくことが大切です。

事前確認チェックリスト

  • ✔ 移築の元となる古民家が決まっているか(探している段階か)
  • ✔ どこからどこへ移築するのか(おおよその距離感)
  • ✔ 移築後の建物のイメージ(広さ、間取り、生活スタイル)
  • ✔ 全体の総予算感

「まだ何も具体的に決まっていない」「なんとなく興味がある段階」「まずは実家の古民家が移築できるのか現地調査してほしい」という段階でも、全く問題ありません。

提携している古民家専門の不動産屋さんのご紹介や、現地の状態チェックなども承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください(^_^)


まとめ:本物の古材と伝統技術で、世界にひとつだけの住まいを

古民家移築は、一般的な新築住宅と比べると手間も費用もかかります。

しかし、迫力ある古材に囲まれ、100年の歴史を受け継いで暮らす豊かな時間は、何物にも代えがたい魅力があります。

いもと建築では、これまでの古民家移築の経験とノウハウ、飛騨高山の地で受け継いできた伝統技術をもとに、お客様の夢の移築プロジェクトをお手伝いいたします。

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「古民家に住んでみたい」「古材を使った内装デザインに興味がある」などのご相談は、飛騨高山の「いもと建築」へぜひお気軽にお問い合わせください(^_^)